CAD治療を適応とした次世代エベロリムス薬剤溶出ステント
アボット ジャパン株式会社は4月3日、次世代薬剤溶出ステント「XIENCE Alpine(R) 薬剤溶出ステント」(ザイエンス アルパイン)を日本で発売開始したことを発表した。
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同製品は、冠動脈疾患(CAD)の治療を適応とした次世代エベロリムス薬剤溶出ステント(EES)。販売名は、「XIENCE Alpine 薬剤溶出ステント」、医療機器承認番号は22600BZX00529000となる。
同製品は、世界的に実施された100以上の臨床試験、さらに日本においても3,000名以上の心臓疾患を持つ患者を対象とした5つの臨床試験が実施されている。その他にも、国内での「XIENCE V 薬剤溶出ステント」の発売以降に実施された多数の医師主導型臨床試験を含め、XIENCEは、国内において安全性と有効性を示す最も多くの臨床データをもつ薬剤溶出ステントの1つとしている。
GPS設計や幅広いサイズ展開で、CAD治療選択肢を拡大へ
アボットは、薬剤溶出ステント(DES)のさらなるデリバリー性能を追求し、ステントデリバリーシステムの先端部に「Good Positioning System」(GPS)をXIENCE Alpine 薬剤溶出ステントに導入。GPSは、蛇行した血管内でのガイドワイヤーバイアスを血管中心に寄せることで、治療難易度の高い症例においても、カテーテルの病変到達をより円滑にすることが期待される設計となっているという。
また、XIENCE Xpedition(R)薬剤溶出ステントから導入した、業界唯一の3.25mmサイズを含めた幅広いサイズを展開。医師の治療選択肢を広げ、より至適なステント留置をサポートするとしている。
▼外部リンク
・アボット ジャパン株式会社 プレスリリース