医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 日本老年医学会、高齢者薬物療法で指針案―領域に「薬剤師の役割」新設

日本老年医学会、高齢者薬物療法で指針案―領域に「薬剤師の役割」新設

読了時間:約 2分19秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年04月03日 AM09:45


■処方提案や残薬確認など促す

日本老年医学会は1日、国立長寿医療研究センターなどと共同でまとめた「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」案を公表した。指針案は10年ぶりに全面改訂したもので、薬剤師の役割について領域を新設した。高齢者に中止を考慮すべき薬物、強く推奨される薬物のリストを処方提案を含めた薬学的管理に活用するよう促すと共に、多剤併用への介入や処方見直しへの積極的な関与を求めている。

10年ぶりの全面改訂となった指針は、中止を考慮すべき薬物・使用法のリストである「ストップ」と、強く推奨される薬物・使用法のリストである「スタート」の二つの薬物リストを作ったのが特徴。ストップは、前回指針で高齢者に特に慎重な投与を要する薬物のリストを改訂したもので、スタートは今回リスクベネフィットの観点から新たに追加した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す