■効果的な差額通知を
高額療養費の対象相当となる調剤レセプトのGE薬の使用割合を調べたところ、対象外のレセプトに比べて低い傾向にあったことが、全国健康保険協会(協会けんぽ)の調査で分かった。1カ月で2万6410点未満のレセプトでは使用割合が58・6%だったのに対し、2万6410点以上の高額レセプトでは34・5%にとどまった。厚生労働省が16日の全国関係会議で報告したもので、さらに高額療養費制度を利用する被保険者にも差額通知を送り、使用促進への前向きな対応を都道府県担当者に要請した。
協会けんぽは、昨年9月の1カ月分の調剤レセプトのうち、一般の高額療養費対象相当となる2万6410点(医療費で26万4100円)以上のレセプトを調べたところ、GE薬の使用割合が34・5%と、2万6410点未満のレセプトの58・6%に比べて低いことが分かった。