医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 抗がん剤の研究・開発・商業化に関する戦略的提携のスコープを変更-エーザイとEpizyme

抗がん剤の研究・開発・商業化に関する戦略的提携のスコープを変更-エーザイとEpizyme

読了時間:約 52秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年03月18日 AM06:00

「EZH2」をターゲットとしたがん治療における契約

エーザイ株式会社は3月12日、2011年3月に米国のEpizyme, Inc.と締結したエピジェネティック関連酵素である「EZH2」をターゲットとしたがん治療における研究、開発、商業化に関する提携契約について、その提携スコープの変更に合意したと発表した。

両社は、EZH2をターゲットとしたB細胞性非ホジキンリンパ腫やその他のがん治療における研究、開発、商業化に関する戦略的提携契約を締結。今回、エーザイが保有するE7438(Epizyme社の開発コード番号:EPZ-6438)を含むEZH2をターゲットとするがん治療薬のグローバルな開発・商業化権についてのスコープを変更したという。

アジア地域の交渉権もエーザイが獲得

今回の変更に基づきEpizymeは、日本以外の地域における開発および商業化を担う一方、エーザイは日本における開発、商業化を担うとともに、アジア地域における優先交渉権を有することになる。

E7438は、Epizyme社が独自の創薬プラットフォームから創製したエピジェネティック酵素であるEZH2を標的とする、ファーストインクラスの経口低分子阻害剤。エーザイは2011年の契約に基づき、E7438について、進行性固形がんおよびB細胞性非ホジキンリンパ腫を対象とした臨床第1/2相試験を実施している。

▼外部リンク
エーザイ株式会社 プレスリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬
  • チルゼパチド、肥満症の日本人対象P3試験で有意な体重減少効果-リリー
  • エブリスディ2年データ、SMA小児の多くが独立歩行可能となったことを示す-ロシュ
  • 点滴ライン整理用の「カラフルホルダー」開発、ワンタッチで長さ調節可-東北大ほか