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厚生労働省、HbA1c測定が最多―検体測定室の約7割で実施

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2015年03月13日 AM10:00

厚生労働省は10日、薬局等で測定されている項目別の検体測定室数を公表した。最も多く測定されていた項目はHbA1cで68・7%、次いで血糖値が67・0%と、糖尿病関連の簡易検査を行っている検体測定室が約7割に達した。

厚労省によると、検体測定室の届け出状況は1月1日現在で986件。毎月100件程度の届け出があり、既に1000件を突破した。届け出のあった検体測定室のうち、968件(98・2%)は薬局・薬店、ドラッグストアが占め、その他は駅構内等の商業施設となっている。

この日開かれた医政関係主管課長会議では、測定項目別の検体測定室が公表された。最も測定している項目が多かったのがHbA1cで677カ所、次いで血糖値が661カ所と、糖尿病関連の項目が約7割を占めた。その他、HDLが587カ所、中性脂肪が567カ所、LDLが544カ所と、脂質関連の項目も多く測定されている。

都道府県別に検体測定室の届け出数を見たところ、1月1日現在で最多は、石川県の165カ所、次いで佐賀県96カ所、東京都71カ所、茨城県と香川県の54カ所と続き、石川県が全国の検体測定室のうち約17%を占めた。

医政局地域医療計画課の北波孝課長は、引き続き検体測定室に関する事務を行う方針を説明した上で、「仮に1回でも感染症の問題事案が発生した場合には、地域の公衆衛生に与える影響がある。その場合は都道府県と連携し、対応を取らせていただきたい」との考えを説明し、都道府県担当者に事務執行への理解と協力を求めた。

また、検体測定室の感染防止に向けた衛生管理を徹底するため、昨年10月に各都道府県に連絡窓口の登録を通知していたが、いまだ13都道府県、33保健所設置市、17特別区から回答がないとし、速やかな登録を呼び掛けた。

 

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