医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 岐阜薬科大学、危険ドラッグ検出技術で連携、協議会設立―代謝産物同定へ薬学の強み生かす

岐阜薬科大学、危険ドラッグ検出技術で連携、協議会設立―代謝産物同定へ薬学の強み生かす

読了時間:約 2分3秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年03月11日 AM10:00

岐阜薬科大学は、岐阜県保健環境研究所と「岐阜危険ドラッグ解析技術連携協議会」を設立し、危険ドラッグの検出技術を確立するプロジェクトを開始した。新たな物質が次々と出てくる危険ドラッグは増加の一途をたどっているが、構造活性や代謝産物等を分析する技術の確立は大きく遅れていたことから、薬物検出、合成等を得意とする薬科大学の強みを生かし、代表的な危険ドラッグである合成カンナビノイドの代謝産物を迅速に同定、合成できる検出技術の開発に取り組み、危険ドラッグ撲滅を目指す。

危険ドラッグの蔓延が社会問題化し、既に指定薬物は1400種類以上に上っているが、構造を少し変えた新たな物質が相次ぎ出現し、行政による取り締まり強化との「イタチごっこ」が続いてきた。ただ、危険ドラッグの詳しい分析や同定に関しては、危険ドラッグが出現するスピードに追い付いておらず、検出技術の確立の遅れが大きな課題となっていた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外