従来の30枚入りから、新たに50枚入りを発売
テルモ株式会社は3月5日、一般用検査薬として日本で唯一販売している尿たん白専用尿検査薬「マイウリエースT」の50枚入を、世界腎臓病デーである3月12日より発売すると発表した。
画像はプレスリリースより
同製品は、患者が自宅のトイレで尿中のたん白をセルフチェックできる検査薬。従来から販売していた30枚入タイプの使購入者から、大容量タイプ発売の要望を受けて、今回50枚入を揃えたという。
検査方法は、試験紙に尿をかけ、その色調の変化で尿たんぱく量をチェックするというもの。わずか10秒で簡単に判断できる。使用後には試験紙をトイレに流せるなど、使いやすさも追求した仕様となっており、自宅での継続チェックをサポートする。
CKD患者の生活習慣改善、早期の受診に
慢性腎臓病(CKD)は、慢性的に腎機能の低下が続く状態を指し、国内で1330万人(成人の8人に1人)の患者がいるとされる。糖尿病などの生活習慣病からCKDの発症につながるケースや、CKDが重症化して人工透析を必要とするケースが増加しているため、早期での生活習慣の改善や治療開始が望まれている。
腎機能が低下すると尿中にたん白が多く出るが、日々の生活習慣や薬物治療により、その量は変動する。テルモは、同製品で毎朝尿チェックを行うことで、日々の意識的な自己管理につながり、糖尿病性腎症を含むCKDなどの早期受診につながることを期待するとしている。
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・テルモ株式会社 プレスリリース