医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 透析シャント用高耐圧PTAバルーンカテーテルの新グレードを発売-カネカ

透析シャント用高耐圧PTAバルーンカテーテルの新グレードを発売-カネカ

読了時間:約 50秒
2015年03月05日 PM03:15

病変に適したPTAバルーンを発売中

株式会社カネカは3月3日、透析シャントの血管狭窄や閉塞の治療に使う高耐圧PTAバルーンカテーテルの新グレード「35YOROI HC」を開発し、3月1日から販売を開始したと発表した。

VAIVT治療(Vascular Access Intervention Therapy)は、他の動脈硬化による血管病変とは異なり、拡張する際に非常に強い力が必要となるケースや、血管をつなぎ合わせた曲りの強い部分を通過させなくてはならないケースがある。同社は、それぞれの病変に適したPTAバルーンを既に発売しており、医療機関より高い評価を得ていた。

バルーン部の外表面を親水性コーティング

35YOROI HCの特長は、従来のYOROIシリーズの特徴であるノンコンプライアント性能と、最大30気圧の拡張性能に加え、バルーン部の外表面に親水性コーティングをすることで血管中の通過性がよくなり、目的の病変部へ到達・通過させることが従来品より容易になったことだ。

同社は、35YOROI HCの発売により、国内30万人といわれる透析患者のVAIVT治療に大きく貢献できることが見込まれるとしている。また、これにより2015年度のVAIVT用バルーンカテーテルの国内販売シェア32%を目指すとしている。

▼外部リンク
株式会社カネカ プレスリリース

 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 排卵誘発剤「クロミフェン」、安価で迅速な新規合成法を開発-近大ほか
  • 急性期脳梗塞患者、脳のミエリン量が多いほど予後が良好と判明-広島大
  • 妊娠期の感染症/発達期の社会的ストレスがもたらす精神疾患の仕組みを解明-京都大
  • 僧帽弁逆流症に合併する重症三尖弁逆流症の特徴と予後の実態を調査-順大ほか
  • 化膿性脊椎炎、「後方固定術」による脊椎安定化が感染制御に寄与する可能性-筑波大
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい