■衛生管理の一層徹底促す
厚生労働省は18日、検体測定室の実態を把握するため「検体測定室に関するガイドライン」の遵守状況を調べた自己点検の結果を公表した。全国で運営中の検体測定室454件のうち、68件(15%)でガイドラインが遵守されていないことが明らかになった。飛沫感染を防ぐための衝立がなかったり、検体測定室の中に商品棚がある等の不適切な事例が見られたことから、厚労省は、一層の衛生管理を徹底するよう薬局等の管理運営責任者に通知した。
自己点検は、厚労省に届け出のあった691件の検体測定室にチェックシートを発送し、実際に運営している454件(65・7%)に対して行った。そのうち85%に当たる386件の検体測定室ではガイドラインが遵守されていたが、15%に当たる68件でガイドラインが遵守されていないことが明らかになった。