医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 小型で服用しやすい「ムコソルバンL錠45mg」の製造販売承認を取得-帝人ファーマ

小型で服用しやすい「ムコソルバンL錠45mg」の製造販売承認を取得-帝人ファーマ

読了時間:約 55秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年02月20日 AM06:00

・COPD患者に朗報となる小型化を実現

帝人ファーマ株式会社は2月16日、徐放性気道潤滑去痰剤の新製品「(R)L錠45mg」(一般名:アンブロキソール塩酸塩)の製造販売承認を取得したと発表した。2015年夏に販売開始の予定している。


画像はニュースリリースより

ムコソルバンは、気管支炎やCOPD()などの呼吸器疾患罹患時に、気管や気管支から痰を喀出しやすくする去痰薬。ドイツのベーリンガーインゲルハイム社から導入している。帝人ファーマは84年の「ムコソルバン錠」発売以来、液剤・シロップ剤などの剤形追加や、1日1回の服用で去痰効果を発揮するカプセル剤の発売などにより、さまざまな医療現場のニーズに応えてきた背景がある。

既存のカプセルと同様、夕食後の服用で朝の痰の喀出に効果を発揮

去痰剤は、他剤と一緒に服用する機会が多く、医療現場からはより小さく、服用しやすい剤形の開発が望まれていた。今回、製造販売承認を取得した「ムコソルバンL錠45mg」は、速放顆粒と徐放顆粒を一体化することで、服用回数が1日1回の去痰剤としては最小クラス(直径約7.5mm、厚さ約6㎜)にまで小型化した。

また、既に発売している「ムコソルバンLカプセル45mg」の有効成分を錠剤化しているため、同様に1日1回の服用で去痰効果を発揮し、夕食後に服用することで朝の痰の喀出に高い効果が期待できるとしている。

▼外部リンク
帝人ファーマ株式会社 ニュースリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK