気管支炎・COPD患者に朗報となる小型化を実現
帝人ファーマ株式会社は2月16日、徐放性気道潤滑去痰剤の新製品「ムコソルバン(R)L錠45mg」(一般名:アンブロキソール塩酸塩)の製造販売承認を取得したと発表した。2015年夏に販売開始の予定している。
画像はニュースリリースより
ムコソルバンは、気管支炎やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患罹患時に、気管や気管支から痰を喀出しやすくする去痰薬。ドイツのベーリンガーインゲルハイム社から導入している。帝人ファーマは84年の「ムコソルバン錠」発売以来、液剤・シロップ剤などの剤形追加や、1日1回の服用で去痰効果を発揮するカプセル剤の発売などにより、さまざまな医療現場のニーズに応えてきた背景がある。
既存のカプセルと同様、夕食後の服用で朝の痰の喀出に効果を発揮
去痰剤は、他剤と一緒に服用する機会が多く、医療現場からはより小さく、服用しやすい剤形の開発が望まれていた。今回、製造販売承認を取得した「ムコソルバンL錠45mg」は、速放顆粒と徐放顆粒を一体化することで、服用回数が1日1回の去痰剤としては最小クラス(直径約7.5mm、厚さ約6㎜)にまで小型化した。
また、既に発売している「ムコソルバンLカプセル45mg」の有効成分を錠剤化しているため、同様に1日1回の服用で去痰効果を発揮し、夕食後に服用することで朝の痰の喀出に高い効果が期待できるとしている。
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・帝人ファーマ株式会社 ニュースリリース