田辺三菱製薬と独占的販売権許諾について基本合意
アンジェスMG株式会社は2月17日、同社開発品であるHGF遺伝子治療薬(一般名:ベペルミノゲンペルプラスミド)に関して、日本国内における販売提携先の変更を発表した。
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リリースによると、2月16日に同社取締役会の決議の上、日本国内における末梢性血管疾患を対象としたHGF遺伝子治療薬の独占的販売権許諾について、田辺三菱製薬株式会社との基本合意に至ったという。また、これに先立ち、第一三共株式会社と締結していた国内における末梢性血管疾患および虚血性心疾患を対象としたHGF遺伝子治療薬の独占的販売契約を終了したとしている。
早期承認制度を利用し、世界に先駆けて日本で承認申請か
今後、同社と田辺三菱製薬は、今回の基本合意に基づき、日本国内におけるHGF遺伝子治療薬の独占的販売権許諾契約の締結に向けて協議を続けるという。なお、両社は2012年10月24日付で、米国における末梢性血管疾患を対象としたHGF遺伝子治療薬の独占的販売権許諾契約を締結している。
日本国内における独占的販売権許諾に関する諸条件を合意のうえ、独占的販売権許諾契約の締結に至れば、田辺三菱製薬は米国に加え、日本国内におけるHGF遺伝子治療薬の販売権も取得することになる。またアンジェスMGは、日本国内においても契約一時金および開発の進捗に応じたマイルストーン、さらに上市に至った際には売上高に応じた一定の対価を受領することになるとしている。
同社は、遺伝子治療を含む再生医療等製品を条件及び期限付きで早期に承認する新制度を活用することにより、計画通り進めば世界に先駆けて日本で承認申請を行うことになるだろうと述べている。
▼外部リンク
・アンジェスMG株式会社 ニュースリリース