医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > オプジーボのコンパニオン診断薬開発について、ダコ社との提携を発表-小野薬品

オプジーボのコンパニオン診断薬開発について、ダコ社との提携を発表-小野薬品

読了時間:約 55秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年02月18日 PM04:00

日本、韓国、台湾における診断薬開発で提携

小野薬品工業株式会社は2月16日、デンマークに拠点を置くダコ社と、日本、韓国、台湾において、「(R)」(一般名:)の非小細胞肺がん治療におけるコンパニオン診断薬開発について提携したと発表した。


この画像はイメージです

オプジーボは、活性T細胞に発現するチェックポイント受容体であるPD-1(programmed cell death-1)に結合するヒトPD-1免疫チェックポイント阻害薬として、世界で初めて承認を取得し、発売されている免疫療法薬。小野薬品は2014年7月に、根治切除不能な悪性黒色腫患者の治療薬として、オプジーボの製造販売承認を取得。同年9月より同剤の販売を開始した。

最も効果が出る患者を予測する検証試験を実施

肺がんは、世界的に死亡者数が最も多いがん腫であり、患者により適切な治療を行うとともに、医療費を適切に管理するという観点から、コンパニオン診断薬の開発が必要とされている。

ダコ社は、英国のアジレントテクノロジー社の事業部で、診断薬事業を行っている。現在、PD-L1 コンパニオン診断薬は、オプジーボの治療によって最も効果が出る可能性のある患者を予測するための検証試験を実施しているという。

小野薬品は、コンパニオン診断薬の世界的リーダーであるダコ社との提携により、オプジーボの免疫療法薬としての価値を高めていきたいとしている。

▼外部リンク
小野薬品工業株式会社 ニュースリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待