7例の因果関係が否定できない間質性肺疾患関連症例
厚生労働省医薬食品局は2月17日、経口抗凝固薬「エリキュース」(一般名:アピキサバン)において、同剤との関連性が否定できない間質性肺疾患関連症例が7例報告されたことから、添付文書の改訂を指示した。
同剤は米国ブリストル・マイヤーズスクイブ社と米国ファイザー社により共同開発された、血液凝固活性化第X因子(FXa)を可逆的に阻害する経口抗凝固薬。
「重大な副作用」の項に、
間質性肺疾患:間質性肺疾患があらわれることがあるので、観察を十分に行い、咳嗽、血痰、息切れ、呼吸困難、発熱、肺音の異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。間質性肺疾患が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
を追記した。
▼外部リンク
・医薬品医療機器総合機構 使用上の注意の改訂指示