厚生労働省の独立行政法人評価委員会高度専門医療研究部会は1月29日、医薬基盤研究所と国立健康・栄養研究所を統合し、今年4月1日に発足する「医薬基盤・健康・栄養研究所」の中長期目標を了承した。2015年度から22年度までの7カ年計画で、難病治療薬やワクチン、抗体・核酸医薬品などの開発支援に重点的に取り組むほか、統合の相乗効果を発揮するため、医薬品と食品の相互作用に関する研究も進める。
新独法には、健康・医療戦略を踏まえた革新的医薬品の開発に資する業務の実施をはじめ、旧基盤研の創薬支援など一部の業務が移管された独立行政法人「日本医療研究開発機構」と引き続き連携することにより、創薬支援ネットワークの中核を担う役割が期待されている。