患者自身による血糖値の把握をサポート
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニーは1月23日、糖尿病患者向け自己検査用グルコース測定器「ワンタッチベリオビュー(R)」の販売を開始したと発表した。
画像はプレスリリースより
同社のライフスキャン事業部は2008年に、日本初となるカラー液晶・日本語表示の自己検査用グルコース測定器「ワンタッチウルトラビュー(R)」を発売。分かりやすく見やすい日本語での画面表示、血糖値の状態を色で知らせる同測定器を通じて、患者が自身の血糖コントロールの状態を把握し、生活習慣のふりかえりに役立つよう、糖尿病治療のサポートを行ってきた。
より少ない血液量で高精度な測定が可能に
今回発売されたワンタッチベリオビューは、大きなカラー画面、白地に黒のくっきりとした文字表示により、測定結果がさらに見やすくなった。また、少ない血液量で高精度な血糖測定が可能となっており、従来モデルに比べて、半分以下の0.4μL以上という少量血液で測定することができるという。
自己検査用グルコースキットである「ワンタッチベリオ(R)センサー」は、同社独自の測定技術スマートスキャン(TM)テクノロジーによって5秒間に電子量を500回検出。ヘマトクリットの影響や干渉物質の影響を補正し測定結果を出すことで、高精度な血糖測定が可能になった。この測定精度は、国際認証機関により、新しいISO15197:2013に完全適合していることが確認されている。
また、直近7日間・30日間の測定結果をグラフ表示で確認できる「ふりかえり機能」により、患者の行動変容を確認できる点も特長。3色棒グラフと時間帯レポートで過去の血糖値を表示することにより、患者が自分の血糖値の変化に気づき、生活習慣のふりかえりに役立てられるという。さらに血糖値の目標範囲設定や、食事マーク機能、表示画面モードの選択、本体ボディーカラーの選択など、患者一人ひとりに合わせてカスタマイズすることもできるとしている。