臨床ニーズを反映し、経済性や患者の快適性を追求
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は1月15日、臨床ニーズを反映した新型1.5T MRI、「SIGNA Explorer」(シグナ エクスプローラー)、「SIGNA Creator」(シグナ クリエイター)の2機種を同日から発売すると発表した。
画像はニュースリリースより
同社は、1986年にヒトに適応するMRI装置として「SIGNA」を発表。多岐にわたる医療機関のニーズに応える幅広いMRIラインナップを提供している。今回発売された2機種は従来、より上位機種にのみ搭載されていた数々の先進アプリケーションを搭載し、省電力による経済性や患者の快適さを追求した最新機種となる。
ハイレベルな機能を搭載しながら、34%の省エネも実現
SIGNA Explorerは、MRI検査時に音を発生させない独自の技術SILENT SCAN(サイレント スキャン)の他、造影剤・鎮静剤の使用やバイオプシ(穿刺)をできる限り抑えることを目指す“Needle-Free”をコンセプトとした数々の非侵襲アプリケーションを搭載。さらに、高度な体動補正技術“Motion-Free”、検査の質を高める“Stress-Free”アプリケーションなど、高い撮像能力と患者快適性を両立する、臨床上のニーズが高い先進機能を多数搭載しているという。なお、同社1.5T MRI装置の中では上位機種となる。
SIGNA Creatorは、高画質・高速撮像と省エネ・省スペースを実現。また、対象セグメントに多い、脳神経外科領域や整形領域に有用な、より高度な検査を希望する病院にも対応できるアプリケーションをオプションで搭載可能だ。さらに、全身領域に対応した動き補正、横隔膜同期機能、非造影による撮影など、患者負担を軽減できる機能も多く搭載されているという。
両機種とも、検査効率を高めるために、上位機種には標準的な技術であるデジタル光伝送技術「OpTix(オプティックス)」、頭部のみならず全身の体動補正を可能にする「Propeller(プロペラ)3.0」、MRコンディショナル(条件付きでのMR撮影が可能)なインプラントによるアーチファクト(ノイズ)を低減する「MAVRIC SL(マヴリック エスエル)」など、上位機種のハイレベルなアプリケーションを多数搭載。また、環境に配慮し、1.5T MRIの市場では最小の電源容量25kVAを可能にした。これによって、同社製品比34%の省エネが実現するとしている。
▼外部リンク
・GEヘルスケア・ジャパン株式会社 ニュースリリース