致死的な転帰に至った皮膚障害の発生を受け
グラクソ・スミスクライン株式会社は、抗てんかん薬「ラミクタール錠」(一般名:ラモトリギン)について、適正使用のお願いを発出した。
同社では添付文書の、「警告」、「用法・用量に関連する使用上の注意」、「重要な基本的注意」、「重大な副作用」の項に記載し注意喚起をしてきたが、皮膚障害で致死的な転帰に至った症例があったことから、用法・用量を遵守しない場合、皮膚障害の発現率が高くなることを、あらためて注意喚起している。
用法・用量 遵守と早期対応を
同資料では、
- 初期漸増時は定められた用法・用量を超えないこと
- バルプロ酸ナトリウム併用時の投与開始2週間までは隔日投与にすること(成人のみ)
- 増量のタイミングを守ること
の3点に留意することを伝えるとともに、皮膚障害が発現した場合、ただちに本剤の投与を中止すること、そして処置が遅れると重篤な転帰をたどることがあるので、早い段階で、皮膚科専門医へ相談及び紹介するよう呼びかけている。