厚生労働省は7日、自民党の厚生労働部会に2015年度予算案の概要を示した。セルフメディケーション推進に向け、薬局・薬剤師を活用した健康情報の拠点「健康ナビステーション(仮称)」を整備するため、一般用医薬品を含めた全ての医薬品供給拠点にふさわしい基準を作成する等の事業に2億円を計上した。
重複頻回受診者の訪問指導には2億円を投じ、その中で重複多量投薬者に対し、地域薬剤師会の協力を得て薬剤師が訪問指導を行い、その結果を処方医、薬局にフィードバックすることで医薬品の適正使用の推進を図る事業を盛り込んだ。また、重複頻回受診者に対して、レセプト等の情報から選んだ重複頻回受診者に保健師が訪問指導を実施することにより、適正受診を促す。