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理研、STAP現象の検証を終了 小保方氏は退職へ「このような結果で大変困惑」

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2014年12月19日 PM01:30

検証計画を当初より前倒して終了

理化学研究所は12月19日、STAP現象の検証結果について詳細な資料を公表。STAP現象の確認に至らなかったことから、2015年3月までを期限としていた検証計画の終了も合わせて発表した。今回の結果に際し、同研究所の野依良治理事長は以下のようにコメントした。

STAP細胞にかかる研究論文は、本年7月2日にNature誌論文二篇が撤回されました。これをもって記述された内容はすべて削除され、科学界においてはSTAP論文は白紙に戻ったことになります。しかし、STAP現象は科学界を超えて、社会的問題にもなったことから、理研は、一般社会、国民の関心に応える道でもあると考え、研究不正再発防止改革推進本部の下で検証を実施してきました。
今回、相澤慎一実験総括責任者による検証実験を進め、加えて、小保方晴子氏本人による検証実験を第三者立ち会いの下で、11月末を期限として実施しました。その結果、今回の検証においてSTAP現象の確認には至らなかったことから、これをもって検証計画を終了することを、ここに報告するものです。

小保方氏「今はただ疲れ切り、このような結果に留まってしまったことに大変困惑」

小保方晴子氏は以下のコメントを発表し、理化学研究所に退職願を提出、受理された。

どのような状況下であっても必ず十分な結果をと思い必死に過ごした3か月でした。予想をはるかに超えた制約の中での作業となり、細かな条件を検討できなかった事などが悔やまれますが、与えられた環境の中では魂の限界まで取り組み、今はただ疲れ切り、このような結果に留まってしまったことに大変困惑しております。
私の未熟さゆえに論文発表・撤回に際し、理化学研究所を始め多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことの責任を痛感しておりお詫びの言葉もありません。検証終了を以て退職願を提出させていただきました。最後になりますが本検証実験にあたり検証チームの皆様はじめ、ご支援・応援してくださった方々に心より御礼申し上げます。

小保方氏の退職について、野依理事長は

STAP 論文が公表されてからこの10ヶ月間余り、小保方晴子氏にはさまざまな心労が重なってきたことと思います。このたび退職願が提出されましたが、これ以上心の負担が増すことを懸念し、本人の意志を尊重することとしました。前途ある若者なので、前向きに新しい人生を歩まれることを期待しています。

とコメントを発表した。(

▼外部リンク
独立行政法人理化学研究所「STAP現象の検証結果について」

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