医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 抗うつ薬として日本初のOD錠、ジェイゾロフトOD錠を発売−ファイザー

抗うつ薬として日本初のOD錠、ジェイゾロフトOD錠を発売−ファイザー

読了時間:約 46秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年12月16日 PM07:15

標準的な治療薬として用いられる抗うつ剤の新剤型

ファイザー株式会社は12月12日、薬価基準に収載された「ジェイゾロフト(R)25mg/50mg/100mg」(一般名:塩酸セルトラリン)を12月15日から発売すると発表した。


画像はプレスリリースより

ジェイゾロフトは、・うつ状態、パニック障害の適応を有する選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)。2006年には同剤の普通錠が同社から発売され、、パニック障害の標準的な治療薬として医療現場で処方されている。

“進化系”OD錠でアドヒアランス向上に期待

今回承認されたOD錠は、先発医薬品の抗うつ薬としては国内初となるもので、・ファーマ名古屋工場で開発されたOD錠が採用されている。適度な硬さで溶けやすく、さらに苦みを抑え、飲みやすさを備えている進化系のOD錠だという。

うつ病患者の治療の目標である寛解には、服薬継続が重要といわれているが、日々の服用を忘れてしまうことも多く、課題となっていた。同剤は水なし、または少量の水での服用も可能となるため、どんな時でも服用しやすい抗うつ薬として、患者の服薬アドヒアランスの向上に貢献できる薬剤と期待される。(

▼外部リンク
ファイザー株式会社 プレスリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK