今年2回目の全国薬科大学長・薬学部長会議総会が5日、都内のホテルで開催され、日本私立薬科大学協会を中心に日本薬学教育学会を設立することを了承した。また、“卒業日”前倒しに関連し、卒業証明書と卒業証書の日付に関し活発な討議が交わされたが、基本的に卒業証明書の日付を2015年度から3月10日に統一することを決めた。私立薬大については私立薬大協会長名で各大学に文書で発信することを確認。国公立大学の多くは3月10日で調整が進んでいることも示唆された。
日本薬学教育学会準備委員長の笹津備規氏(東京薬科大学学長)は、「一義的には薬学教育に関する研究活動のついて学会発表、論文発表の場を設ける。また、学会であり個人参加が基本だが機関・団体会員も求めたい。サイエンスとしての薬学教育を推進したい」とし、学会設立に向けての理解と支援を求めた。