英国などで12月から販売予定
アステラス製薬株式会社は12月2日、アンドロゲン受容体阻害剤「XTANDI」(一般名:エンザルタミド)の追加適応症について、欧州委員会から承認を取得したことを発表した。
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今回の承認の対象となる適応症は、「アンドロゲン除去療法が無効で化学療法施行歴のない成人男性における無症候性または軽度の症候性の転移性去勢抵抗性前立腺がん」。同社は今年12月から英国などにおいて、当該追加適応症でのXTANDIの販売を開始する予定だという。
全生存期間と無増悪生存期間の延長を確認
今回の承認は、第3相ピボタル試験であるPREVAIL試験の結果に基づいているという。同試験において、エンザルタミドの投与を受けた患者では、プラセボの投与を受けた患者と比較して、統計学的に有意な全生存期間と画像診断による無増悪生存期間の延長が認められたとしている。
さらに、エンザルタミドの投与により、プラセボと比較して、化学療法による治療開始までの期間を遅らせることができたとしている。
同社はプレスリリースで
「今後、欧州において化学療法施行歴のない転移性前立腺がんにも、新たな治療選択肢を提供できることを期待しています」
と述べている。(横山香織)
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・アステラス製薬株式会社 ニュースリリース