和歌山県薬剤師会は今年度から、和歌山県の要請を受けて、国体に出場する40競技団体の全てに専属のスポーツファーマシストを配置した。各競技団体でアンチ・ドーピング講習会を実施し、個別の相談にも応じている。来秋開催の紀の国わかやま国体に向けて、薬物を使って好成績を収めようとする意図的なドーピングや、うっかりドーピングを防止し、選手のフェアプレイを支援する。各競技団体への専属者の配置は全国で初めてという。
和歌山県薬は、30人強のスポーツファーマシストを希望に応じて40団体に割り振った。現在は複数団体を掛け持ちするケースもあるが、来年度は各競技団体にそれぞれ2人以上を配置したい考えだ。