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パーキンソン病治療薬スタレボ配合錠を発売へ−ノバルティス ファーマ

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2014年12月02日 PM03:30

世界90か国以上で承認

ファーマ株式会社は11月28日、「(レボドパ・カルビドパ投与において症状の日内変動(wearing-off現象)が認められる場合)」を適応とした、「(R)配合錠 L50、L100」(一般名:レボドパ/)が、同日付で薬価基準に収載されたことを発表。12月8日からの発売を予定している。


画像はニュースリリースより

同剤は、フィンランドのオリオン・ファーマ社により創製・開発され、スイスのノバルティス ファーマ社が導入した薬剤。海外では「Stalevo(R)」の製品名で2003年に米国で最初に承認されて以来、世界90カ国以上で承認されている。

国内では、2008年からノバルティス ファーマが開発を始め、その後、2012年に「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」での検討結果に基づき、厚生労働省より開発要請を受けていた。

服薬錠数を減らして患者の服薬時の負担を軽減

スタレボは、産生が減少することでパーキンソン病の運動障害などを引き起こすと考えられているドパミンの前駆体である「レボドパ」、ドパ脱炭酸酵素阻害剤である「カルビドパ水和物」、および末梢カテコール-O-メチル基転移酵素阻害剤である「エンタカポン」の配合剤。

wearing off現象の認められるパーキンソン病の患者が、1回あたりの治療でレボドパ・カルビドパ配合剤とエンタカポンを併用した場合と同等の治療効果を1剤で得られるようにするため開発された。1回のwearing off現象に対する服薬錠数を確実に減らすことで、患者の服薬時の負担を軽減するとともに、服薬管理がより簡便となることから、服薬コンプライアンスの向上が期待されるという。

ノバルティス ファーマ代表取締役社長のダーク・コッシャ氏は、

「パーキンソン病の患者さんでは嚥下機能の低下がみられ、疾患が進行することで経口薬の嚥下負担が増す方もいらっしゃいます。このような患者さんにとっては、wearing off現象の治療のための服薬回数や薬剤錠数の増加は負担となります。新たなレボドパ配合剤である『スタレボ』の発売により、wearing off現象の認められるパーキンソン病の患者さんの服薬時の負担が軽減し、QOLが向上することを願っています」(プレスリリースより引用)

と述べている。(

▼外部リンク
ノバルティス ファーマ株式会社 プレスリリース

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