服薬の負担軽減、服薬アドヒアランスの向上に期待
MSD株式会社は11月21日、2型糖尿病治療薬として週1回投与で効果を発揮するDPP-4阻害薬の「オマリグリプチン(一般名)」について、厚生労働省に対し製造販売承認申請を行ったと発表した。
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同剤は、Merck & Co, Inc. Whitehouse Station, N.J, U.S.A.が開発した新規DPP-4阻害薬。MSDは、同じDPP-4阻害薬として「ジャヌビア(R)( シタグリプチンリン酸塩水和物錠)」を取り扱っているが、ジャヌビアが1日1~2回投与型であるのに対し、オマリグリプチンは週1回の投与で血糖値をコントロールする。
これにより、患者の服薬負担を軽減でき、服薬アドヒアランスの向上も期待できるとしている。海外の臨床開発プログラムに先行して終了した、日本国内での第3相臨床試験では、ジャヌビアと同様の有効性と忍容性を示すことが確認されているという。
食事療法や運動療法など糖尿病治療全般に関わる情報を提供
同社はニュースリリースで、
MSDは、これまでも薬物治療に加え、食事療法や運動療法など糖尿病治療全般に関わる情報を提供してきました。今後も患者さんや医療従事者をはじめとする糖尿病治療に関わるすべての皆様に多角的なアプローチでソリューションを提供し、糖尿病領域における真のパートナーを目指していきます。
と述べている。
▼外部リンク
・MSD株式会社 ニュースリリース