医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 週1回投与のDPP-4阻害薬「オマリグリプチン」の承認を申請-MSD

週1回投与のDPP-4阻害薬「オマリグリプチン」の承認を申請-MSD

読了時間:約 54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年11月28日 PM08:45

服薬の負担軽減、服薬アドヒアランスの向上に期待

MSD株式会社は11月21日、2型糖尿病治療薬として週1回投与で効果を発揮するDPP-4阻害薬の「(一般名)」について、厚生労働省に対し製造販売承認申請を行ったと発表した。


この画像はイメージです

同剤は、Merck & Co, Inc. Whitehouse Station, N.J, U.S.A.が開発した新規DPP-4阻害薬。MSDは、同じDPP-4阻害薬として「ジャヌビア(R)( シタグリプチンリン酸塩水和物錠)」を取り扱っているが、ジャヌビアが1日1~2回投与型であるのに対し、オマリグリプチンは週1回の投与で血糖値をコントロールする。

これにより、患者の服薬負担を軽減でき、服薬アドヒアランスの向上も期待できるとしている。海外の臨床開発プログラムに先行して終了した、日本国内での第3相臨床試験では、ジャヌビアと同様の有効性と忍容性を示すことが確認されているという。

食事療法や運動療法など糖尿病治療全般に関わる情報を提供

同社はニュースリリースで、

MSDは、これまでも薬物治療に加え、食事療法や運動療法など糖尿病治療全般に関わる情報を提供してきました。今後も患者さんや医療従事者をはじめとする糖尿病治療に関わるすべての皆様に多角的なアプローチでソリューションを提供し、糖尿病領域における真のパートナーを目指していきます。

と述べている。

▼外部リンク
MSD株式会社 ニュースリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬
  • チルゼパチド、肥満症の日本人対象P3試験で有意な体重減少効果-リリー
  • エブリスディ2年データ、SMA小児の多くが独立歩行可能となったことを示す-ロシュ
  • 点滴ライン整理用の「カラフルホルダー」開発、ワンタッチで長さ調節可-東北大ほか