3成分を含む配合錠
ヤンセンファーマ株式会社は11月18日、HIV-1感染症治療薬「コムプレラ(R)配合錠(一般名:リルピビリン塩酸塩/テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩/エムトリシタビン配合錠)」の日本における製造販売承認を取得したことを発表した。
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同剤は、これまで単剤もしくは配合剤として販売されていた、リルピビリン塩酸塩(製品名:エジュラント)、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(製品名:ビリアード)、エムトリシタビン(製品名:エムトリバ)の3成分を含む配合錠で、HIV-1感染症治療薬の治療経験がない成人HIV-1感染患者および既治療患者のうち、ウイルス学的抑制が得られている患者に対する治療薬として同社が承認申請を行っていた。同剤は2014年現在、世界60か国以上の国・地域で承認されている。
抗レトロウイルス療法が1日1回1錠の服用で可能に
厚生労働省エイズ動向委員会の「平成25年エイズ発生動向年報」によると、日本国内における年間のHIV感染者数おとびAIDS患者数は1,500人を超え、累計で約23,000人となっている。
同剤は3剤の配合剤であるため、抗HIV治療ガイドラインで提唱されている抗レトロウイルス療法を、1日1回1錠の服用で行うことが可能になった。同社では、コムプレラ配合錠が患者の長期服薬における負担軽減につながるのでは、と期待している。(QLifePro編集部)
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ヤンセンファーマ株式会社 プレスリリース