医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > HIV-1感染症治療薬コムプレラ配合錠の製造販売承認を取得-ヤンセン

HIV-1感染症治療薬コムプレラ配合錠の製造販売承認を取得-ヤンセン

読了時間:約 54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年11月20日 PM03:15

3成分を含む配合錠

ヤンセンファーマ株式会社は11月18日、-1感染症治療薬「(R)配合錠(一般名:リルピビリン塩酸塩/テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩/エムトリシタビン配合錠)」の日本における製造販売承認を取得したことを発表した。


この画像はイメージです

同剤は、これまで単剤もしくは配合剤として販売されていた、リルピビリン塩酸塩(製品名:エジュラント)、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(製品名:ビリアード)、エムトリシタビン(製品名:エムトリバ)の3成分を含む配合錠で、HIV-1感染症治療薬の治療経験がない成人HIV-1感染患者および既治療患者のうち、ウイルス学的抑制が得られている患者に対する治療薬として同社が承認申請を行っていた。同剤は2014年現在、世界60か国以上の国・地域で承認されている。

抗レトロウイルス療法が1日1回1錠の服用で可能に

厚生労働省エイズ動向委員会の「平成25年エイズ発生動向年報」によると、日本国内における年間のHIV感染者数おとびAIDS患者数は1,500人を超え、累計で約23,000人となっている。

同剤は3剤の配合剤であるため、抗HIV治療ガイドラインで提唱されている抗レトロウイルス療法を、1日1回1錠の服用で行うことが可能になった。同社では、コムプレラ配合錠が患者の長期服薬における負担軽減につながるのでは、と期待している。(

▼外部リンク
ヤンセンファーマ株式会社 プレスリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待