1分から8分で判定可能に
森永乳業株式会社は11月13日、鼻腔拭い液中A型およびB型インフルエンザウイルス抗原検出キット「ゴールドサインFLU」を同月17日から全国の医療機関向けに発売を開始すると発表した。
画像はプレスリリースより
インフルエンザは、発熱から48時間以内に抗インフルエンザ薬を投与しなければ薬の効果が得られないため、迅速な診断が求められる。同検出キットは、イムノクロマト法を原理とし、抽出液をテストプレートに滴下後、陽性検体は1分から、陰性検体でも8分で判定することができるという。
検出しにくいB型を含む、すべての型の抗原を検出
同検出キットでは、陽性検体の90%以上が5分以内に判定でき、発熱から12時間以内では81.5%が検出できることを確認している。さらに、一般的に感度が低いとされているB型でも検出でき、現在ヒトで確認されているすべての型におけるインフルエンザウイルス抗原の検出ができることも確認しているという。
また、検体の採取に使用する綿棒は挿入時の痛みに配慮されており、さらには小児患者の目に触れることを考慮し、親しみやすい新幹線のデザインを採用したとしている。
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・森永乳業株式会社 ニュースリリース