体重を減らしたい、血糖値や血圧、コレステロールなどの値を正常に近づけたい・・・私たちはさまざまな意味合いで「ダイエット」という言葉を使っています。そして、目的に応じて適切な「ダイエットの方法」があることは、周知の事実です。
この画像はイメージです
そこで、5つのダイエット方法を比較して、「体重を減らす」という観点で効果の高い方法の検証が、アメリカ・サウスカロライナ大学の研究チームによって行われました。
この研究では、動物性物質を一切取らない「ヴィーガン」、ごくたまに肉を食べる「セミ・ヴィーガン」、肉類は食べず、魚介類は食べる「ペスコ・ベジタリアン」、肉や魚介類は食べないものの、乳製品などの動物性物質は食べる「ベジタリアン」、そして制限のない「オムニバズ」の5つの方法から、1つを割り振られ、この食生活を6か月続けてもらいました。
その結果、ヴィーガンの食生活を送った人がおよそ7.5%と、最も体重が落ちていました。他のダイエット法では、体重減少はおよそ3%台だったことからも、効果の高さが分かります。
グリセミックインデックスが高い炭水化物を多く取る傾向にあった、このグループの体重減少率が高かったことは、「穀物は太る」という昨今のダイエット常識を問い直す機会になりそうです。
これまで食べていた動物性物質を全てカットするのは、なかなか大変そうですが、健康的に体重を落とせることは確かなようです。思い切ってチャレンジしてみてもいいですね。
▼外部リンク
・Comparative effectiveness of plant-based diets for weight loss: A randomized controlled trial of five different diets
・Study Shows Vegan Diet Best for Weight Loss Even with Carbohydrate Consumption