幹細胞分野の製品販売を拡大
タカラバイオ株式会社は11月10日、米国StemCells,Inc.社(SCI社)と、SCI社が展開している幹細胞関連研究用製品に関する資産買収契約を締結し、当該製品の製造販売に必要な資産を同社が取得することで合意したと発表した。
画像はwikiメディアより引用
幹細胞は、他の種類の細胞へ分化できる能力と分裂増殖を経ても未分化な状態を維持できる自己複製能を有する細胞のことで、再生医療への応用が期待されているES細胞やiPS細胞は多種類の細胞へ分化することができる多能性幹細胞に含まれる。
SCI社は幹細胞技術を基盤に、中枢神経領域を中心とした幹細胞医療の開発や研究用製品の製造販売などを展開していた。
2015年1月から製造販売を開始
タカラバイオは11月4日に、iPSアカデミアジャパン株式会社とiPS細胞の作製に関する特許を分化細胞ビジネスにおいて利用するための特許実施許諾契約を締結している。iPS細胞の作製に関する特許実施許諾を受け、今後はiPS細胞由来の各種分化細胞を利用した製品販売、サービスに注力し、ビジネス領域の拡大を図るとしている。
タカラバイオはSCI社が展開する神経細胞分化用培地や幹細胞培養用培地を中心とした幹細胞関連研究用製品群について、製造販売に必要なすべての知的財産権を含む資産を取得し、2015年1月から同社グループより製造販売を開始するという。
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・タカラバイオ株式会社 ニュースリリース