2017年から商業生産開始へ
協和発酵キリン株式会社は10月30日、群馬県高崎市内の同社高崎工場に、新製剤棟(HA5棟)を竣工したと発表した。
画像はプレスリリースより
同施設の規模は鉄骨造4階建て、述べ床面積約4,106平方メートル。2016年に稼働を開始し、2017年から商業生産を開始する計画としている。
主に注射製剤を製造するが、バイオ医薬品を中心に凍結乾燥剤、液剤など多品目の生産が可能。また、欧州、米国、日本の医薬品製造管理基準に準拠(3極GMP)し、免震構造、非常用発電機を採用し、震災発生時の事業継続に考慮したという。
富士工場からの移管製品や新製品の製造を予定
協和発酵キリンは生産拠点の再編成を進める一環として、静岡県駿東郡の富士工場で製造している製品を他の工場に移管する作業を進めている。
今回完成した高崎工場の新製造棟では、富士工場から移管する製品をはじめとして、現在、高崎工場内の製剤棟で製造している製品、および新たに同社が開発する製品を製造するとしている。
▼外部リンク
・協和発酵キリン株式会社 ニュースリリース