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アメリカ眼科学会のお墨付き スマホで網膜画像診断

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2014年11月04日 AM09:00
眼科の診療室にあった大がかりな機械がスマホアプリに

目の検査をする装置というと、どのようなものを思い浮かべますか?多くの人たちが、眼科を受診したときに、座った姿勢で利用する機械を頭に描くことでしょう。


画像はwikiメディアより引用

このような機械は、座った姿勢を長時間取っていられる大人にとっては特に気にならないものですが、小さな子どもや、寝たきりのお年寄りなどへの使用が難しいという現実がありました。

ところが、お馴染みのiPhoneで、眼科診断に必要な網膜の写真を撮ることが出来るようになりました。「(TM) smartphone system」と名付けられたこのシステム。iPhoneに、レンズ付きのアダプターをつけて使用するのですが、この方法によって、子どもや寝たきりの状態の方に対しても検査が行えるようになったことが、画期的だと評価されています。

アメリカ眼科学会でも「使えるアプリ」と歓迎

このアプリ、10月18日にシカゴで行われた第118回アメリカ眼科学会議でも、今後需要の急増が期待される医療機器として紹介され、専門家の間で歓迎されています。

システム導入の費用に関しても、これまでの機械よりもぐっと安くなっているので、これからはスマートフォンを利用した方式へと移行していくことが予測されます。現在では、iPhoneの決まったバージョンに限られていますが、需要が増えるに従い、様々な機種で利用できるようになる見込みです。

更に、通信機器の特性を活かし、撮った画像を遠方の専門医に送って、より正確な診断や適切な治療を受けることも可能になるとみられています。

テクノロジーの発達と共に、低予算で簡単に、かつ正確な検査が出来るようになるのはありがたいことですね。

▼外部リンク
iPhones for Eye Health: Capturing Ocular Images in Difficult-to-Photograph Patients

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