■薬ゼミが就職実態調査
調剤薬局・ドラッグストアを希望する多くの学生は、3社以内に絞り込んでエントリーし、1~2社のみ面接を受け、内定を獲得している実態が、薬剤師国家試験予備校大手「医学アカデミー薬学ゼミナール」が行った調査で明らかになった。学生の大半がウェブから企業情報を得ており、自社ホームページの充実に加え、就職活動を始める5年次までに、自社名や事業の特徴を浸透させ、自社ホームページへと誘導させる企業側の取り組みの重要性が浮き彫りになった。さらに、就職を決めるに当たって相談する相手は、全体の3分の2が「親」と回答。安心して子供を送り出せる企業かどうかを判断する上で、親を対象とした情報の充実も、新卒採用の大きなポイントとなっている。
調査は、8月5~11日の7日間、薬ゼミオンライン教室に登録している3976人を対象に、ウェブアンケートを実施し、3387人から回答を得た。約7割が内定を獲得済みで、内定先は調剤薬局が33%、病院が18%、ドラッグストアが14%となっている。