日本病院薬剤師会は25日、東京都内で2014年度地方連絡協議会を開いた。全都道府県病薬会長が一堂に会し、今後の薬学実務実習への取り組み、新たな同会の認定薬剤師制度などについて執行部が紹介、日常業務に関する課題について議論した。北田光一会長は、日病薬の生涯研修制度が薬剤師認定制度認証機構の認証を受けたことを報告し協力を求めた。また、超高齢社会の中で病院薬剤師を取り巻く環境は激変し、各施設の事情に応じた病棟業務の充実と共に、手術室や救命救急分野などへも貢献していくことが必要と強調。「医療への貢献を明確にできる業務の展開、成果を示していくこと」も重要とした。
日病薬の生涯研修制度は、薬剤師認定制度認証機構から特定領域認定制度として認証を受け、「日病薬病院薬学認定薬剤師制度」として、新たなステージを迎える。これまでの生涯研修認定制度については、一定期間は新制度と並行して継続するが、新制度認定者が十分に輩出された時点で廃止する。