人間ドッグのプログラムに「タニタ食堂」での食事も
株式会社タニタが自治体や医療事業者と連携した健康サポートサービス事業を全国で展開している。
画像はプレスリリースより
10月、同社は岡山県で人間ドック・健診サービスを提供する一般財団法人淳風会と、食事を含めた新たな健康サポートサービスの提供を目的に、包括的な業務提携を締結。淳風会が手掛ける人間ドックや健康診断といったメディカルチェックサービスと、タニタの集団健康管理サービス「タニタ健康プログラム」とを組み合わせた新しい健康管理メニューを共同で開発する。同時に、岡山市にある淳風会の健康管理センターに「岡山淳風会タニタ食堂」を共同で出店する。
日替わり定食では、1定食当たり500kcal前後、塩分は3g前後、野菜を150~250g使用し、バランスのとれた食事を提供する。人間ドック受診者には同食堂での食事が含まれているうえ、プレミアムコースの受診者には、健康増進効果が期待できると言われている機能性成分を多く含んだ野菜(機能性野菜)などを使った定食メニューを提供することも予定。サービス開始は2015年4月を予定している。
新潟・長岡市では「TANITA CAFE」をオープン
同様の取り組みは長岡市でも行われている。長岡市が一般社団法人地域活性化・健康事業コンソーシアムと協同で実施する「多世代健康まちづくり」プロジェクトに参画、「タニタ健康プログラム」をベースとしたタニタ独自の「ウェルネス・アクティビティー」を提供している。そのほかにも、長岡市のまちなかの飲食店でタニタ食堂メニューを提供する「まちなかまるごとタニタ食堂」や健康増進コンテンツと健康ポイントサービスを提供する「ながおかタニタ健康くらぶ」を展開。その中核となる新しいコミュニケーション・計測スポットとなる「TANITA CAFE」が11月2日に長岡市民センターにオープンする。
人口減少、少子高齢化が進んでいる長岡市では、市民の健康増進と市街地の活性化は大きな課題。同社では「今回の取り組みは、これを解決する一助となるだけでなく、国が掲げる成長戦略である健康寿命の延伸と医療費の削減にも寄与できると考えています」とコメントを発表している。(QLifePro編集部)
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・株式会社タニタ プレスリリース