カテーテルアブレーション治療の普及に合わせ
株式会社ヨコオは10月15日、カテーテルOEM事業の新製品として、「心房中隔穿刺針」を製品化したと発表した。販売はOEM供給先のセンチュリーメディカル株式会社で行い、10月から市場投入されるという。
画像はプレスリリースより
同製品は、肺静脈に発生する異常な電気が心房に伝わることなどに起因する心房細動に対して行われるカテーテルアブレーション治療が広く普及し、経皮的に左心系にカテーテルを挿入するための穿刺針の需要が高まっていることから開発されたもの。
同社は、2006年の医療用微細精密加工部門事業への参入決定以来、医療用カテーテル等の構成部品であって細かな金属加工が要求される各種切削品やコイル等を中心に事業化を推進していた。その後、アッセンブリおよび評価技術を導入。2010年からガイドワイヤアッセンブリ、2011年からはカテーテルアッセンブリを国内外の医療機器メーカーに供給している。
カテーテルシース内腔を傷つけない針形状が特長
心房中隔穿刺針は「穿刺針」と「スタイレット」から構成され、組み合わせて使用されるカテーテルシースの内腔を傷つけない針形状が特長である。
穿刺針の遠位端の形状については、市場既存品と同等のカーブ形状品と、プッシャビリティを向上した形状品の2種類のプレシェイプ型製品を用意。また、患者の体格に合わせて、有効長を710mmと890mmの2種類から選択できるという。
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・株式会社ヨコオ ニュースリリース