重症1型糖尿病治療の新たな選択肢として期待
株式会社大塚製薬工場は10月10日、ニュージランド・オークランドのDiatranz Otsuka Limited(DOL社)が開発する糖尿病治療用のバイオ人工膵島「DIABECELL(R)(ディアベセル)」について、日本及び米国における独占的な開発・製造・販売権に関し、ライセンス契約を締結したと発表した。
画像はwikiメディアより引用
同製品は、人移植用に無菌状態で飼育されたブタの膵島細胞をカプセルに閉じ込めたカプセル化ブタ膵島細胞で、ニュージーランドのLiving Cell Technologies Limitedが開発したもの。糖尿病患者の腹腔内に移植することで、インスリン分泌を補充し、重症1型糖尿病治療の新たな選択肢になると期待されている。
再生医療領域の強化
今回の契約で、大塚製薬工場は同製品の日本および米国での開発販売費用を負担することとなる。
同社は、同製品の日本および米国における研究開発・事業化を推進することを通じて、新たな糖尿病治療の選択肢を提供し、再生医療領域における研究開発を強化することで、日本のみならず国際的に積極的な事業展開を進めていくとしている。
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・株式会社大塚製薬工場 ニュースリリース