医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 塩野義製薬 急性冠症候群の創薬プログラムに関するライセンス契約をAZ子会社と締結

塩野義製薬 急性冠症候群の創薬プログラムに関するライセンス契約をAZ子会社と締結

読了時間:約 54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年10月17日 AM09:15

バイオ医薬品の研究開発を行うメディミューン社に

塩野義製薬株式会社は10月8日、急性冠症候群を対象にしたバイオ医薬品創薬プログラムに関して、米国・メリーランド州に本社を置くMedImmune, LLC(メディミューン社)とライセンス契約を締結したことを発表した。


この画像はイメージです

このライセンス契約締結に基づき塩野義製薬は、同社が見出したHDL(高比重リポ蛋白)の代謝に対する作用を特徴とする創薬プログラムについて、全世界における権利をメディミューン社に許諾する。バイオ・医薬品企業であるメディミューン社は、英アストラゼネカ社の子会社として、同社のバイオ医薬品の研究開発を担っている。

日本における共同販売権は塩野義製薬が留保

メディミューン社による研究・開発・製造後は、アストラゼネカ社が全世界で販売する予定。塩野義製薬は契約に基づく対価の支払いを受けるが、日本における共同販売権は留保している。

HDLの代謝を調節し値を上昇させることは、急性冠症候群を含む心血管疾患の残余リスクを低減させると期待されている。

プレスリリースでは、

塩野義製薬で見出された創薬プログラム由来の革新的新薬が、メディミューン社のバイオ医薬に対する最先端の創薬力、ならびにアストラゼネカ社の心血管系疾患領域における優れた販売力により、いち早く世界中の急性冠症候群の患者さまの元へ届けられ、治療に貢献することを期待しております。

と述べられている。

▼外部リンク
塩野義製薬株式会社 プレスリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待