第47回日本薬剤師会学術大会が、「オール薬剤師の新たなあゆみ―出羽の国 やまがたから発信」をメインテーマに12、13の両日、山形市内で開催された。全国から約6000人の薬剤師が参加。山形県での学術大会の開催は、今回が初めてで、一般演題は547題(口頭205題、ポスター342題)と過去の学術大会並みの演題数が集まった。各会場では薬剤師の17の分科会が繰り広げられ、高度化する医療の中で、チーム医療への参画や在宅医療、さらには地域健康拠点としてのセルフメディケーションの推進など薬局、薬剤師が果たす役割について、積極的な討論が繰り広げられた。
■全国から多くが参集
初日の開会式であいさつした山本信夫日薬会長は、学術大会開催は大都市でなくては難しいとの声もあるとした上で、「今年の(山形の)学術大会はそうした声を掻き消す新しい一歩を踏み出すにふさわしく、開催都市の大きさにかかわらず、薬剤師の思いを結集する意気込みがあれば、開催できることを実証していると思う」と今大会への思いを語った。