医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 小野薬品と大日本住友製薬 「リマプロスト アルファデクス」の安定性改善製剤について国内承認を取得

小野薬品と大日本住友製薬 「リマプロスト アルファデクス」の安定性改善製剤について国内承認を取得

読了時間:約 57秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年10月15日 PM04:10

耐湿安定性を高め承認取得

小野薬品工業株式会社と大日本住友製薬株式会社は10月7日、両社で国内の販売を行う「 アルファデクス(一般名:)」の、安定性の改善を目的とする製剤変更の一部変更承認申請について、10月3日付で承認を取得したと発表した。


この画像はイメージです

今回の承認は、2013年8月に申請していたもので、錠剤の耐湿安定性を高める工夫を施した製剤として承認を取得した。PTPシートから取り出した際の錠剤における安定性が改善されているほか、新たにボトル包装品を加えたことで、医療機関や薬局における分包処方が可能になったという。

両社はこの安定性改善製剤により、リマプロスト処方時の利便性が大きく向上したほか、患者の服薬コンプライアンス向上にも寄与するとしている。

「オパルモン錠」「プロレナール錠」として販売

リマプロストは、小野薬品と大日本住友製薬の共同研究によって創製された経口プロスタグランジンE1誘導体製剤。小野薬品が「オパルモン(R)錠5μg」、大日本住友製薬が「プロレナール(R)錠5μg」の販売名で取り扱っている。

同剤は、1988年に閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの虚血性諸症状の改善を適応に承認され、2001年には、後天性の腰部脊柱管狭窄症(SLR試験正常、かつ両側性の間欠跛行を呈する患者が対象)に伴う下肢疼痛や下肢しびれといった自覚症状および歩行能力の改善に対する効能・効果が追加承認されている。

▼外部リンク
小野薬品工業株式会社/大日本住友製薬株式会社 プレスリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待