Vividシリーズならではの性能をコンパクトな形状に集約
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は10月3日、汎用超音波診断装置「Vivid」シリーズにおける最新機種として「Vivid T8(ヴィヴィッド・ティーエイト)」の販売を開始したと発表した。循環器領域向けのVividシリーズとして、心エコー装置が持つ先進機能はそのままに、一般開業医のクリニックに最適なモデルとなるよう、小型軽量化を行っているという。
画像はプレスリリースより
同シリーズは、上位機種の「Vivid E9」から「Vivid S6/S5」、可搬型ノートブックタイプの「Vivid i/q」など幅広いラインアップが揃えられているが、「Vivid T8」では、Vividシリーズならではの性能をコンパクトな形状に集約したほか、より簡単に活用できるよう操作性をアップし、また血管・腹部領域の強化を施したという。
従来にない性能と装置サイズ、価格を実現
Vivid T8の開発にあたっては、大学病院や基幹病院の心臓血管向けハイエンド装置の基本性能を、クリニック向けに設計した小型・軽量タイプの本体に移植。高い基本性能を持つ循環器領域の開業医向けに適した装置とした。従来の超音波診断装置ではみられない、装置サイズや価格と性能の両立が実現されているという。
また、直感的な操作を可能にするタッチスクリーン・インターフェースを採用し、多忙な開業医でもストレスのない検査実施を行える点もポイントだ。検査データはRAWデータで保管され、検査後でも画像再調整や計測解析が行える。連携先の基幹病院などとのデータ共有も容易で、検査時間や回数を必要最小限とすることが可能となり、疾病の早期発見、検査のための長時間拘束による患者の負担軽減や医療費削減にも寄与すると考えられている。
さらに、左室駆出率をポイント指定すれば自動計測を行えるAuto EFを標準搭載するほか、左室全体および局所壁運動評価をサポートするAFIもオプションで搭載可能。AFIを用いれば、心尖アプローチの3断面について、定量的解析を行うことができる。このほか、中内膜複合体(IMT)を自動検出する自動IMT計測ツールもオプション搭載可能となっている。
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