医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > MSD C型慢性肝炎治療薬「バニヘップ」の製造販売承認を取得

MSD C型慢性肝炎治療薬「バニヘップ」の製造販売承認を取得

読了時間:約 45秒
2014年10月01日 PM01:30

ジェノタイプ1型のC型慢性肝炎に効果

MSD株式会社は9月26日、C型慢性肝炎治療薬「(R)カプセル150mg(一般名:バニプレビル)」の製造販売承認を取得した。


この画像はイメージです

現在、日本では約150~200万人がC型肝炎ウイルスに感染していると推定されているが、感染がわかっていない、もしくは、わかっていても通院しない患者も多い。慢性肝炎、肝硬変、肝がん患者の75%がC型肝炎ウイルスに感染しており、年間3万人が肝がんにより死亡している。特に、日本人C型肝炎患者の約70%を占めるといわれているのがジェノタイプ1型のC型慢性肝炎だ。

第二世代のプロテアーゼ阻害剤

バニヘップは第二世代のプロテアーゼ阻害剤で、C型肝炎ウイルスの複製に関わる酵素を阻害。ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)・リバビリンとの3剤併用療法により、ジェノタイプ1型のC型慢性肝炎に効果を示す。同社はプレスリリースを通して「バニヘップおよび既存のC型慢性肝炎治療薬を通して、患者さんや医療従事者の皆さんに貢献できるよう努力して参ります」と強い意気込みを伝えている。(

▼外部リンク
MSD株式会社 ニュースリリース

 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • エピソード記憶能力を誰でも簡単に計測可能なスマホアプリ、特許取得-富山大ほか
  • ウゴービ電子添文改訂、 MACE発現リスク20%低下示したP3データ反映-ノボ
  • 炎症性腸疾患に対するduvakitugの有効性・安全性の追加データ発表-仏サノフィほか
  • ミリキズマブ投与のIBD患者、多くが2年後も臨床的寛解/内視鏡的改善を維持-米リリー
  • DMDのエクソン44スキップ薬、医師主導治験でジストロフィン発現を確認-NCNPほか
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい