世界97か国で承認されている配合外用剤

レオ ファーマ株式会社と協和発酵キリン株式会社は9月11日、尋常性乾癬治療剤「ドボベット(R)軟膏」を9月12日から発売すると発表した。

画像はプレスリリースより

日本における乾癬の患者数は約43万人とされ、尋常性乾癬患者の90%以上が活性型ビタミンD3やステロイドの外用剤の治療を受けているという。うち約半数が両剤を併用しており、薬局での混合調剤や2剤の重ね塗りなどが必要となる。そのため、乾癬治療に用いられる外用剤には、より高い有用性ならびに投与の簡便性が求められていたという。

1日1回1剤の塗布で速やかな効果の発現

ドボベットはレオ ファーマの親会社であるデンマークのLEO Pharma A／Sが開発した尋常性乾癬に対する外用剤。2001年にデンマークで発売されて以来、世界97か国で承認を受け、尋常性乾癬治療における第一選択薬として広く用いられている。

日本国内ではレオ ファーマが自社開発し、販売する初めての製品となる。製造販売元をレオ ファーマ、販売元を協和発酵キリンとし、マーケティング活動は両社が共同で行うとしている。

同剤は、活性型ビタミンD3であるカルシポトリオール水和物とステロイドであるベタメタゾンジプロピオン酸エステルの配合外用剤で、速やかに効果を発現するという。用法・用量は1日1回、適量を塗布、使用上の注意としては90gを1週間の限度量としている。（小林　周）

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・レオ ファーマ株式会社　プレスリリース