15,000人以上に対する聞き取り調査で判明
10代の時の体型が、その後の生活習慣に影響を及ぼすという研究報告が寄せられました。
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これはアメリカの専門誌「American Journal of Health Behavior」に掲載されたもの。1995年に10代だった15,000人以上の人たちに対して、心や体の健康状態を調査するための聞き取り調査が行われました。また、開始時の1995年に加え、1996年と2001年に聞き取り調査が行われました。質問内容は、身長、体重、喫煙、飲酒、マリファナの使用習慣についてでした。
肥満と喫煙に相関性、飲酒、マリファナではナシ
調査の結果、BMIと喫煙、飲酒、マリファナの利用について関連性を分析したところ、10代の時点で、肥満、または太り気味だった人たちは、その後喫煙習慣を持つ率が高いことが分かりました。一方で、10代の時のBMIと飲酒やマリファナの利用には、関連性は見られませんでした。喫煙率が高くなる理由は、喫煙によって食欲がコントロールでき、体重管理が行えると考えている人が多いためではないかと考えています。
喫煙習慣のある人たちは、油っぽい食べ物を好む人が多いと言われています。子どもたちが、間違った考えから健康に害のある習慣を身につけないように、周りの大人が正しい知識の普及に努めたいものですね。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
・Obese or Overweight Teens More Likely to Become Smokers
・Does Adolescent Weight Status Predict Problematic Substance Use Patterns?