安倍晋三首相は3日、2012年12月の第2次内閣発足以来、初めての内閣改造人事を行い、厚生労働大臣に自民党の塩崎恭久前政務調査会長代理を起用した。
塩崎氏は、06年の第1次安倍内閣で官房長官を務め、第2次内閣では日本経済再生本部の本部長代行として、「日本再興戦略」の策定を党側から支えた。
経済産業大臣には小渕優子元少子化担当相、科学技術担当大臣に前財務副大臣の山口俊一氏を充て、下村博文文部科学相は留任した。
塩崎恭久(衆)=愛媛1区。75年に日本銀行に入行。93年7月の衆院選で初当選した。05年11月に外務副大臣を務め、06年の安倍内閣で内閣官房長官拉致問題担当大臣として初入閣している。
小渕優子(衆)=群馬5区。2000年6月の衆院選で初当選。08年の麻生内閣で内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画・公文書管理・青少年問題・食育)、13年からは文部科学委員会の委員長などを歴任している。当選5回の40歳。