医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > ノボ ノルディスク 「ビクトーザ」について一部変更承認を取得

ノボ ノルディスク 「ビクトーザ」について一部変更承認を取得

読了時間:約 51秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年09月05日 PM06:00

GLP-1受容体作動薬として最も幅広い効能・効果を持つ薬剤に

ノルディスク ファーマ株式会社は8月29日、GLP-1受容体作動薬「(R)(一般名:リラグルチド)」について、2型糖尿病を効能・効果とした一部変更承認を取得したと発表した。


画像はwikiメディアより引用

これまでは単独療法、あるいはスルホニルウレア(SU)薬との併用療法が可能とされていたが、今回の承認取得により他の経口糖尿病薬およびインスリン製剤との併用が可能となった。これにより同剤は、GLP-1受容体作動薬の中で最も幅広い効能・効果を持つ薬剤となったとしている。

経口薬、インスリン製剤との併用試験で良好な結果

今回の申請は4種類の経口糖尿病薬との併用試験、インスリン製剤との併用試験において、良好な血糖コントロールが得られた結果に基づき、行われたという。

併用試験に用いられたのは、経口糖尿病薬として速効型インスリン分泌促進薬、α-グルコシダーゼ阻害薬、ビグアナイド薬、チアゾリジン薬。インスリン製剤としては基礎インスリン、混合型インスリンおよびベーサルボーラス療法による基礎インスリンと追加インスリンの併用。いずれの試験においても、対照群と比較して優れたHbA1c低下効果が認められ、特記すべき安全性上の問題も見られなかったとしている。(小林 周)

▼外部リンク
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 プレスリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬
  • チルゼパチド、肥満症の日本人対象P3試験で有意な体重減少効果-リリー
  • エブリスディ2年データ、SMA小児の多くが独立歩行可能となったことを示す-ロシュ
  • 点滴ライン整理用の「カラフルホルダー」開発、ワンタッチで長さ調節可-東北大ほか