「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で検討の結果から
大日本住友製薬株式会社は8月29日、経口血糖降下剤「メトグルコ(R)錠250mg、500mg(一般名:メトホルミン塩酸塩)」について、小児における2型糖尿病の用法・用量追加の承認を取得したと発表した。
画像はwikiメディアより引用
同社はメトグルコについて、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で検討の結果から2010年に開発の要請を受け、臨床試験を実施。2013年10月、小児に対する用法用量追加の承認申請を行った。
2010年に承認を取得したビグアナイド系経口血糖降下剤
メグトルコは、成人の2型糖尿病を効果・効能として2010年に承認を取得し、国内での発売を開始したビグアナイド系経口血糖降下剤であり、2型糖尿病の第一選択薬として幅広く用いられている。肝臓における糖新生抑制作用、末梢組織における糖取り込み促進作用、小腸における糖吸収抑制作用等から、血糖を降下させる。
10歳以上の小児に対しては、1日500mgから投与を開始する。維持量は通常1日500~1,500mgで、最高投与量は2,000mg。1日2~3回に分け、食直前、あるいは食後に経口投与する。(小林 周)
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・大日本住友製薬株式会社 プレスリリース