閉塞性動脈硬化症を伴う間歇性跛行患者を対象に
株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所は8月27日、同社が創製した抗血小板剤「K-134」について、ライセンスアウト先である興和株式会社から、国内後期第2相臨床試験の経過状況の報告を受けたとし、その内容を発表した。
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この国内後期第2相臨床試験は、閉塞性動脈硬化症を伴う間歇性跛行患者を対象に、平成23年12月から実施してきたもの。被験者への投与が終了したため、二重盲検の用量設定試験部分について開鍵を行ったところ、投与による有効性は示唆されたものの、主要評価項目の達成には至らなかったという。
全データの収集、解析完了後に開発方針を検討予定
オープン試験として実施された長期投与試験部分については、規定の投与を終了したが、現時点では、被験者の観察終了、治験を終了し全データ収集後にデータベースを変更不可とするデータロックには至っていない。
そのため、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所では、これらデータロックと解析が全て完了した後に、興和での試験結果をもととした今後の開発方針を検討していく予定としている。また、検討結果については、判明次第、速やかに公表するとした。
なお、同研究所ではK-134について、今回の結果から、予定していた第3相臨床試験への移行は困難と判断している。(紫音 裕)