日本学術会議と日本薬学会は共催でシンポジウム「薬剤師の職能将来像と社会貢献」を25日、都内で開いた。日本薬剤師会の山本信夫会長は2025年を想定し、薬局・薬剤師がチーム医療に参画し、医療・介護にかかわると共に、地域での健康情報発信拠点としてセルフメディケーションに関与することで薬局機能を発揮し、そのことが社会貢献につながるとし、そのための会員指導、仕組み作りを進めたいとの意向を語った。
山本氏は25年に向け進められつつある「地域包括ケアシステム」という新たな概念に基づき、薬局・薬剤師の将来像について考えの一端を示した。特に介護を含めた地域医療の体制において薬局がどういう機能を果たすべきかに言及。