二次性全般化発作を除く強直間代発作に対する併用療法に関して
エーザイ株式会社は8月20日、米国、欧州の各当局(FDA、EMA)に対して、抗てんかん剤「Fycompa(R)(一般名:ペランパネル)」の適応拡大申請を行ったことを発表した。
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今回の適応拡大申請は、二次性全般化発作を除く強直間代発作(PGTC)に対する併用療法に関するもの。
申請に用いたのは、1~3種類の抗てんかん剤治療を受けている12歳以上のPGTCを有する患者164名を対象に実施した多施設共同、二重盲検、プラセボ対象、並行群間比較第3相試験(332試験)のデータ。同試験において、米国申請用主要評価項目である発作頻度変化率、EU申請用主要評価項目である発作頻度50%減少達成率を、統計学的に有意に改善したという。
日本でも2015年度中の申請を予定
Fycompaは、エーザイが創薬したファースト・イン・クラスの抗てんかん剤。12歳以上のてんかんの部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する併用療法を適応として、現在、35か国以上で承認されている。
日本を含むアジアにおいても、部分てんかん患者を対象に臨床第3相試験(335試験)が実施中であり、332試験結果と合わせて2015年度中の申請を予定している。(小林 周)
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・エーザイ株式会社 プレスリリース