医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 薬局での声かけ効果検証―高血圧対象臨床研究、今秋からスタート

薬局での声かけ効果検証―高血圧対象臨床研究、今秋からスタート

読了時間:約 2分39秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年08月22日 AM09:45

薬局店頭での薬剤師の数分程度の声かけや資料提供が、高血圧患者の血圧改善にどの程度の効果をもたらしたのかを評価する日本初の多施設臨床研究が10月から始まる。運動や食事など生活習慣の改善に患者が自ら取り組むことを薬局薬剤師が後押しし、その血圧改善効果を検証する。岡田浩氏(国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室研究員)らの研究グループは、数分であっても効果的な声かけによって患者の行動を変えられることや、薬局薬剤師がその役割を担えることを、客観的な指標で明らかにしたい考えだ。

7月末に大阪市内で開かれた説明会。研究への参加を薬局薬剤師に呼びかけた

臨床研究の名称は「保険薬局薬剤師による高血圧患者への生活習慣改善支援に関する研究」(COMPASS‐BP)。文部科学省の科学研究費を得た「慢性疾患管理による地域ケアモデルの構築とその臨床・経済的効果に関する研究」の一つとして実施されるもの。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す